1688(元禄元)年に創業の油商。
敷地面積約2,400㎡で、街路事業前は南北に約119mもあった。現存する江戸期の商家としては、国内最大級といわれる。
1979(昭和54)年に、生活用品1,553点、文書1,011点ともに県有形民俗文化財に指定され、その翌年から町家の内部と商家資料を公開している。
種田山頭火句碑
「また旅人になるあたらしいタオルいちまい」
1939(昭和14)年、山頭火がむろやの園裏にあった書店「藤田文友堂」に一泊し、翌朝文友から新しいタオル1枚と弁当をもらって旅立つ時に詠んだ句。
背面には藤田文友の句「雀けたゝましくとび煙が青し」が刻まれている。
句碑は柳井市郷談会が建立した。
祇園社
小田家の屋敷神で、代々商売繁盛を祈願してきた。毎年6月8日に神主を招いて祭事が行われる。
むろやの園西側の水路
街路拡幅事業時に見つかった古い水路。その後保存整備された。
白壁の町並みは江戸時代に大火に遭い、その度に盛土をして家が建てられていた。