中開作溝は、1686(貞享3)年に干拓された中開作の水田に水を供給するためにつくられた全長3.5kmの溝で、1689(元禄2)年に完成。

 落合で柳井川から取水された水は、下馬皿、国清、和田、柳井中学校のグラウンドを横切り、市体育館の裏、白壁の町並みの北側を通り、一旦姫田川に出て、菅原神社の裏を通り、中開作まで流れていた。

 落合小橋の上流に中開作溝の取水口があったが、県道の拡幅に伴い、対岸の山が削られ、柳井川が東側に移動したため、痕跡は残っていない。

中開作溝の取水口があったところ(この堰より少し上流)
中開作溝

伊陸方面(落合地蔵)   柳井方面(馬皿土手