老猿山の磯に岩礁がある。そこに擬宝珠(橋の欄干につけたねぎの花の形をした飾り)が三つ連なったように見える雲母を含む石がある。
1824(文政7)年、これを見つけた河内山右衛門兵衛が「これはおもしろい、なんとかよい名前をつけたいものだ」と考えた末「三連珠」と名づけたという。
亀の形をした大きな岩が目印。
発見当時は神様として扱われていたらしく、柵が施されたとみられる柱の穴が残されている。
今でも潮が引くと昔のままに姿を現わすが、永年波に洗われてきたことから、少し風化してきている。
柳井方面(老猿) 阿月方面(老猿の岬場地蔵)