主要地方道柳井上関線(県道72号)と海に挟まれた小高い山の上にある。
祭神は市杵島姫命(いちきしまひえのみこと)、創建は不明。
神社東側の海岸に大きな岩があり「赤石の屏風岩(びょうぶいわ)」といわれている。
旧暦の大晦日の夜半、般若姫の魂が竜燈(火の玉)となって瀬戸のうず潮の中から般若寺の観音堂をめざす時に、ここでひと休みするといわれている。
伝説では、松の緑が映える美しい浜辺に市杵島姫命が人の姿になってこの地に訪れたとき、姫の経血を始末するために岩を屏風代わりにしたことからこの名がついたという。
地名「赤石」も、赤く染まった石を屏風岩の下に埋めたことからついたという。
屏風岩周辺は、近年高潮対策事業によって堤防の内側となっている。
柳井方面(小田小学校跡) 阿月方面(往還の原形が残っている区間)