享保期の大凶作で各地に年貢不納の大暴動が起こったとき、当時の余田村民はこれに参加せず、年貢を完納したため、藩から褒美が下った。
村民はその金で名合八幡宮の社殿を改築したといわれている。
明治になって租税法が制定されて以降も租税の完納村であった。
この塔は、国(広島国税局)と山口県によって建立されたもので、側面に「大正三年以降諸税完納」「昭和二十五年税制改革記念」とある。
1950(昭和25)年、国と県から表彰状が贈られた。
新庄方面(旧余田村役場) 竪ヶ浜方面(余田小学校)