門脇家の守護神である毘沙門をまつったことから、山号を毘沙門山という。
本尊は観音菩薩、左脇に毘沙門天、右脇には薬師如来がある。
毘沙門天木像(像の高さ36cm、獅子の台座11cm)は室町期の作といわれ、鎌倉幕府が滅びて平氏への追討が止んだ室町時代に宝照庵を建立して納めたものと考えられている。
はじめは門脇家の先祖の霊を弔うために建てられたものだったが、山の上から現在地に移されてからのち、広く信仰の道場となった。
周陽八十八ヶ所第14番札所となっている。
伊保庄方面(報恩寺) 室津方面(池の浦の古戦場跡)