標高545.0mの山頂に登ると四方に視界が開け、南側は瀬戸内海や市街地が一望でき、北側は日積の盆地を見渡せる。
昔は、一帯を防衛するための事能(ことよし)城があったといわれている。『玖珂郡志』には、「山頂ニハ城跡アリテ山路嶮岨也。城主ハ高井土佐守、或ハ堅田ト云。本丸・二丸ト云峰、二有リ。本丸ハ東西長二十間ニ九十間程也。上ノ平ミニ炭釜ノ如ク窪キ所アリ。所ノ者ハ堀ト云。二丸ハ上ノ平ミ狭シ。」の記載が見られる。文中の高井氏は毛利方として功労があったと伝えられていることなどから、大畠瀬戸等を通る海上交通の見張りをしていたものと思われる。
柳井市内の主な山の標高
①氷室岳 562.46m 三等三角点
②琴石山 545.02m 二等三角点
③銭壺山 540.05m 二等三角点
④皇座山 526.31m 一等三角点
⑤三ヶ岳 486.92m 四等三角点
⑥長深山 451.59m 二等三角点
⑦大星山 437.81m 二等三角点
⑧城 山 353.45m 三等三角点
⑨大平山 313.91m 二等三角点
⑩赤子山 230.46m 三等三角点