碑は天神並木通りを北に進んだ場所にある。
外史は1856(安政3)年、この地にあった野村家に生まれた。父は第二奇兵隊で上関の四階楼を建てた小方謙九郎、母は下松市末武の堀三衛門の妹トキ。トキは身ごもったまま野村家へ嫁いだ。外史は誕生後いったん末武に帰されるが、後に森田家の養子となった。そして、8歳のときに野村家に戻り、11歳の時に萩の長岡家の養子となった。
陸軍中将となった外史は、我が国のスキーの普及と、航空界の発展に尽力した。
1933(昭和8)年、77歳で死去。下松市笠戸島には、外史の銅像がある。