大畠瀬戸にまたがる全長 1,020mのトラス橋。
多柱式基礎の上に連続トラスを設置する構造が世界で初めて採用された。
1976(昭和 51)年に日本道路公団により一般有料道路として開通。これにより、日本国有鉄道が大畠駅~小松港間で運航していた大島連絡船(大島航路)は廃止された。
1987(昭和 62)年に山口県道路公社へ事業譲渡され、1996(平成8)年に償還期間満了により無料開放となった。
山陽本線と国道188 号をまたいでいるため、鉄道写真の愛好家の間で大畠瀬戸に沿って走る列車の撮影ポイントとして知られる。
大島大橋 大島大橋は、県道大島玖珂線の一部として日本道路公団が、昭和45年10月着工以来5年半の歳月と99億円の巨費を投じて昭和51年6月に完成した。総延長は、1,876m、このうち橋梁部は1,020mである。 約10ノットの潮流のなかに建設された3基の橋脚には、海底岩盤に埋め込んだ直径3.5mの鋼管柱12本の頭部を鉄筋コンクリート板によって連結した多柱式基礎工法を世界で最初の試みとして採用しています。また、中央径間の長さ325mは、連続トラス型式として世界第2位を誇るものです。架設工法は、側径間200mの橋げたを3,000トン吊クレーン船で一気に吊り上げて橋脚上に設置する大ブロック工法を採用して成功したものです。 この工事に使われた材料は、コンクリートが約4万㎥、鋼材が約1万8千トンにも達しています。 昭和51年6月 日本道路公団 |